
アルカリ性単純温泉
(源泉名:鶴霊泉第1源泉)
33.3度 / pH9.25 / H25.10.31
Na+ = 42.6 / K+ = 0.6 / Ca+ = 2.0
F- = 0.8 / Cl- = 16.2 / SO4- = 13.6
HCO3- = 37.3 / CO3- = 221.6 / BO2- = 0.5
H2SiO3 = 42.8
成分総計 = 180mg
佐賀県佐賀市富士町大字古湯875
0952-58-2021
大人 1000円、子供 500円
男女別内湯 / 貸切風呂(宿泊者専用)
11:00~14:00(受付終了14時、時間外は要問合せ)
古湯温泉での湯めぐり3箇所目がこちら、鶴霊泉です。
古湯温泉で合流して一緒に湯めぐりした熊本在住の温泉仲間Kさんが「ここちょっと高いんだけど入りたい入りたい」と言うので、立ち寄ってみる事にしました。
立ち寄り入浴料1000円也、なかなかの金額です。
ちなみに、古湯温泉に来るにあたり、立ち寄り入浴出来る所は一通りリストアップしており、ここも当然リストには含まれていました。
でも、リストには細かい事まで書いていませんでしたので、ここが具体的にどんな所かまでは分かっていなかったのですが、九州温泉道にも参加していて、古湯温泉ではランドマーク的な所なのだとか。
ふむふむ・・・
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玄関先には「日帰り入浴 受付11時~14時まで」と書かれた看板が出ていました。
この時の時間は13時45分です。
時間ギリギリだし、断られるかなと心配しましたが、快く受付して貰えました。
14時までの受付で、15時までに退館してくださいとの事です。


館内は少し薄暗い感じですが雰囲気が良く、とってもお洒落ですね。
ただ、脱衣所には加温、循環、塩素の看板が・・・
古湯温泉の源泉は泉温が低いので致し方ないのでしょうけどね。


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浴室の雰囲気だけでなく、浴室の雰囲気も素晴らしいです。
湯舟は2つあり、ひとつは適温で、もうひとつは温めです。
まずは適温浴槽、40度ちょっとでしょうか。
循環もされており、脱衣所にある掲示通りだと塩素消毒もされているようですが、塩素臭は一切しません。

肌触りは少しだけツルツルしますが、それほど特徴のあるお湯ではありません。
ただ、浴室の雰囲気が良いので入っていて気持ちが良いです。
壁には古湯温泉を発見したとされる徐福の伝説が書かれていました。
徐福が本当に古湯を発見したのか、と言うかそれ以前に佐賀に上陸していたのか、今となっては謎だらけですけど、歴史のロマンを感じながら浸かるお湯も乙なものです。
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適温湯舟も悪く無かったですが、特に良かったのはこちら、ぬる湯浴槽です。
なんと足元に砂が敷かれていました。

源泉温度は33度との事ですが、そこまで温くは感じませんでしたので、もしかしたらほんの少しだけ加温しているのかもしれません。
浴感はツルツル、僅かに成分臭がありますが、あまり癖のないお湯です。
温いので体力を奪われる事なくいつまでもお湯に浸かっている事が出来ます。
一度こちらに入ってしまうと適温湯舟に戻れなくなってしまいました。
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水面より高い位置に湯口がありますが、それ以外にも浴槽内にも注湯口があり、浴槽内にもダイレクトに注がれています。
砂の下の岩間からは源泉が自噴しているそうで、足元自噴でもあるようですね。
循環されているかの確認まではしませんでしたが、湯舟の端からお湯がオーバーフローしており、新湯投入量は多そうです。


ただ正直な感想として、砂の間から気泡がポロポロ上がっているとかは無く、「これ足元自噴なのかな?」なんて、Kさんと少し首を傾げてしまいました。
でもまあ、あまり深く考えなければ、とっても良いお湯です。
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徐福の伝説に思いを馳せながらぬる湯に浸かれば、不老不死になれる・・・ ワケないけど、少しだけ長生き出来るかも知れませんね。
今回5ヵ所入った古湯温泉、そのどれもに良さがあるので優劣をつけるものではありませんけど、初めて行く人に「どれか一箇所いくとしたら?」と聞かれたら、ここをオススメするかもです。
とても気持ちの良い温泉でした!
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2025年 5月15日 - 初訪問・日帰り入浴
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