小浜温泉長崎県

小浜ビジネスホテル (小浜温泉) ★3.5

ナトリウム-塩化物温泉
(源泉名:小浜温泉(蒸気家))
100度 / pH8.1 / H28.3.7
Li+ = 4.1 / Na+ = 2759 / K+ = 311.9 / NH4+ = 4.4 / Ca+ = 139.9
Mg+ = 145.2 / Sr+ = 2.3 / Mn+ = 0.8 / Fe+ = 0.4
F- = 0.9 / Cl- = 5065 / Br- = 15.9 / I- = 0.5 / HS- = 0.2
S2O3- = 1.4 / SO4- = 379.9 / HCO3- = 172.9 / CO3- = 10.7
HAsO2 = 0.1 / H2SiO3 = 289.3 / HBO2 = 66.9
成分総計 = 9371mg

長崎県雲仙市小浜町114
0957-75-0331
貸切内湯 × 1
日帰り入浴のみ不可

長崎を代表する全国的知名度のある温泉と言えば、なにはさておき雲仙温泉ですが、その雲仙の麓にある小浜温泉も忘れちゃ駄目ですよね。
小さな旅館が多く立ち並んでおり、雲仙に引けを取らない程の一大温泉地です。
今回はそんな小浜にあるビジネスホテル、名前もそのまんま「小浜ビジネスホテル」さんで一泊しました。

今回は熊本在住の温泉仲間Kさんと同宿です。
ツインルームで、素泊まり1泊ひとりあたり5000円、良心的な金額です。
予定よりも少し遅い時間にチェックインしましたが、嫌な顔ひとつせず笑顔でお出迎えしてくれました。
途中で外出したり、受付の方と何度も顔を合わす機会がありましたが、その都度いつもニコニコと笑顔なんですよね。
アットホームな雰囲気でとても癒されるお宿です。

ただ、部屋はちょっと手狭かな?
寝るだけでしたらこれで問題ありませんけど、コンビニで買ってきた夜食を食べようとしたら食事の置き場所に困りました。

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なぜこのお宿を選んだかと言うと、温泉があるのは勿論ですが、なんと宿泊者しか利用出来ない、いわゆる「のみ不可」宿なのです。

温泉はホテルの裏手、離れにありました。
貸切風呂が一箇所あるだけで、空いている時に自由に使える仕組みです。

お部屋同様、こちらもなかなか手狭な造りです。
脱衣所からしてミニマムスペース、Kさんと2人で利用しましたが、お互いぶつからないよう気を遣いながら服を脱ぎます。

浴室はそれなりの広さですが、こじんまりって感じですね。
洗い場数人分と、湯舟がひとつ。

張られているお湯は無色透明、源泉は蒸気家からの引き湯のようですが、しっかりと掛け流しです。
温泉成分が析出してまるで牡蛎みたくなっている湯口から熱湯が注がれていました。

お湯からは潮臭があり、湯口で嗅ぐと僅かに硫黄臭も感じます。

鮮度抜群ですが熱めのお湯で、塩分を多量に含むため体を締め付けられるようなガツンとした浴感があります。
かなり温まるお湯ですね。

気持ちの良いお湯ですが、難点がひとつ。
泉質的に一度汗を掻いたら止まらない上に、天井が低く湯気蒸すので、汗だくになってしまうのです。
ほんの短い間の入浴でしたが、ヘロヘロになってしまいました。
脱衣所も手狭で換気が悪いので、入口のドア全開にして着替えて、一刻も早くって感じで外に出ましたけど、真夏だとかなり辛そうだなぁ。
逆に真冬だとしっかり暖まってかなり気持ちが良さそうです。
訪れるならば真冬がオススメかも?

なお余談ですけど、湯口のお湯を口に含むと、濃い目の塩味と旨味がありました。
ここに限らずですが、小浜のお湯って美味しいんですよね。
このお湯にそのままお麩と三つ葉を入れたら、お吸い物が完成しそうです。

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なにはともあれ、貴重なのみ不可温泉、温泉マニアな方が小浜で宿泊するならばイチオシのお宿です。

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2025年 5月15日 - 初訪問・宿泊(素泊まり)

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