アルカリ性単純硫黄温泉
(源泉名:杉の根の湯・町有2号泉混合泉)
55.5度 / pH8.7 / R7.3.28
Li+ = 0.2 Na+ = 139.6 / K+ = 5.4 / Mg+ = 0.5 / Ca+ = 50
F- = 1.6 / Cl- = 46.1 / HS- = 1.6 / SO4- = 314.9
HCO3- = 26.4 / CO3 = 6.5 / S2O3- = 1.1
H2SiO3 = 77.1 / HBO2 = 1.2 / CO2 = 0.1
成分総計 = 672.3mg
岩手県岩手郡雫石町鴬宿第6地割25-20
019-695-2209
男女別内湯
大人 620円、小学生 310円、未就学児 無料
10:00 ~ 21:00
定休日:水曜日・年末年始
鶯宿温泉の温泉街入口にある共同浴場です。
すぐとなりにある消防団の建物が目印で、温泉はその奥の少し目立たない所にあります。
ここに温泉がある事はかなり以前から知っていましたが、元々は町民以外の利用はお断りのジモ専だったため、気になりつつも目の前を通り過ぎるだけでした。
それがだいぶ以前に町民以外でも入れるようになって、いつか行こうと思いつつ、ず~っと長い事忘れていたんですよね。
今回やっと訪れる事が出来ました。

以前は無かったのですが「共同浴場 入口」なんて看板があります。
鶯宿温泉開発(株)事務室で入浴券を買ってから入るのだそうです。
ただ、訪れた時間が遅かったのか、事務室には鍵が掛かっており、誰もいません。
途方に暮れて、ダメモトで受付に行ってみたら、現金でも良いよとの事。
そこで現金を支払い無事に入浴する事が出来ました、良かった!


浴室内は撮影禁止、う~ん残念。
まぁ、ご時世でしょうね。
いかにも共同浴場って感じの小ぢんまりした造りで、手前に洗い場4人分くらい、奥に4~5人も入ったら窮屈に感じるであろう湯舟がひとつ、とてもシンプルな造りです。
お湯は鶯宿の共有源泉。あちこちの旅館でも入ったお湯ですので、新しい発見は特別ありませんけど、利用者が多い割には鮮度が良いお湯ですね。
お湯は熱めで44度位かな? ほんのり硫黄臭を感じます。
カランから出るお湯も源泉なのも嬉しいです!
とっても気持ちが良いお湯・・・ と、言いたいのですが、実は私、この時足だけ軽く日焼けしていまして、とりあえず浸かったはいいものの、熱さで悶絶していました。
日焼けした後に芒硝泉(正確には硫酸塩の強いお湯)に浸かっちゃ駄目ですね・・・w
(なおこの後、投宿先の小枝旅館のお風呂でも熱さで悶絶する訳ですが、それはまた別の話)
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今まで入る事が出来なかったジモ専に町外者でも入る事が出来るようになったのは嬉しい限りです!
ただコレはどうしても気になったので書きますが・・・
町民は月額820円! 1ヶ月のうち30回入ったとしたら、1回あたり30円もしません、物凄く安い!!!
でも一方で町外者は1回620円。
私が大好きな小枝旅館であれば400円で入れますよ!?
しかも、小枝旅館にはシャンプーやリンス、ボディーソープなんかもついていますが、ここには石鹸すらありません。
正直な感想として、かなり高いと感じてしまいました。
そういう意味では、この温泉の根底はジモ専のままで、部外者でも入れてあげるよって立ち位置なのでしょうね。
施設の人から邪険にされた訳でも、浴室内で地元の人から何か言われたとかも無く、何事も無く出てきたのですが、自分は部外者なんだなぁと、少しだけ距離を感じてしまいました。
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撮影禁止だったので掲載出来る写真も少ないですし、折角なので余談で翌日の観光の話でも。
小枝旅館をチェックアウトした後、車ではしる事およそ1時間30分、一関市にある旧東北砕石工場に行ってきました。
賢治と石のミュージアムと言う博物館も併設されており、珍しい鉱石なんかを見る事も出来ます。


ちなみにこの東北砕石工場、宮沢賢治が実際に技師として働いていたそうです。
細かく書くと長くなるしネタバレなので控えますが、宮沢賢治が好きな人はもちろん、作品だけしか知らないって人でも、きっと楽しめると思います。
入口には当時の集合写真を元にした像があります。
なかなかリアルですが、ちょっと不気味w


宮沢賢治の素顔を知る事が出来る貴重な一枚なのですが、偶然居合わせた魚屋さんが一番いいポジションで写っているのが笑えるw
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さらに余談ついでに、一通り見学した後、盛岡冷麺の名店ヤマトの一関支店で冷麺を食べてから帰りました。


旨いです!!!
ちなみにキムチは別盛り、紅鮭と子供達が食べない分が全部私の所に来たので大量ですが、一人前ではこんな量出て来ませんので、念のため・・・
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2025年 8月14日 - 初訪問・日帰り入浴

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