新潟県

蓮華温泉ロッジ (蓮華温泉) ★4.5

単純温泉
(源泉名:総湯)
80.6度 / pH3.3 / 毎分69L / H29.10.6
H+ = 0.5 / Na+ = 16.5 / K+ = 4.0 / NH4+ = 5.5 / Mg+ = 13.8
Ca+ = 8.2 / Al+ = 4.4 / Mn+ = 0.1 / Fe+ = 2.2 / Zn+ = 0.1
Cl- = 0.8 / HSO4- = 2.5 / H2PO4- = 146.8
H2SiO3 = 51.4 / CO2 = 12.7 / H2S = 1.6
成分総計 = 271mg

新潟県糸魚川市大所991
090-2524-7237(衛星電話)
混浴露天風呂 × 4ヵ所
ロッジ内湯のみ : 大人 1000円、小人 500円
ロッジ内湯&野天風呂セット : 大人 1000円、小人 500円
野天風呂のみ : 大人 500円、小人 200円
9:30 ~ 17:00

新潟の山の中にある温泉です。

なんでここに来たかと言うとですね?
すぐ直前まで温泉仲間と一緒に湯めぐりしていたんですよ。
その温泉に浸かりながら「次どこ行く?」「ここなんてどう?」「あっちいこうか」なんて話になり、この日の私はバイクで来ていたので「じゃあとりあえず車の後着いて行くね!」と言う事になりました。

しかしここで問題発生。
途中でちょっとしたトラブルがあり、前を走る温泉仲間の車を見失ってしまいました。
もちろん焦りました。やばいどこへ行くんだっけ?
完全にお任せだったので一瞬途方に暮れてから、「あ、そうだ、蓮華温泉って言ってた気がする。そこに行けば会えるかな?」と思って、ナビに蓮華温泉を入れて走る事にしました。

蓮華温泉は国道から外れた山道を走った先にあります。
途中からはカーブがきつく、対向車が来たら気を使うような狭路になります。
私はバイクですし、そのうち追いつくだろうと思っていたのですが、一向に追いつきません。


「おかしいなぁ、そんな離されていないはずなんだけど」と思いつつ、連絡を取ってみようとスマホを見ると、なんと圏外。
私はスマホ2台体勢で、ドコモとAU両方使っていますが、どっちも使えません。
さて困ったと思いつつ、今更引き返してもどこへ行けば良いのか分からず、そのまま蓮華温泉を目指す事になりました。

蓮華温泉への道のりは遠いです。
仲間とはぐれてから30分以上、途中に民家などはありません。
こんな所に本当に温泉あるのだろうかと心配になった頃、ようやくたどり着く事が出来ました。
登山客が利用すると思われる駐車場はほぼ満車。
辺りを見渡してみましたが、そこに仲間の姿はありませんでした。

(´;ω;`)ウゥゥ

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でもせっかく来たのだから、温泉には入る事にしました。
駐車場から少しだけ歩いた先にあります。

宿に向かう途中で道路にしゃがみこんで熱心に写真を撮る一団がいました。
どうやら蝶が群れになって飛んでいるみたいです。
珍しい蝶なのかな?

入浴してから帰る時も蝶がいたので動画で撮ってみました。
青くて綺麗な蝶でした。

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蓮華温泉は一軒宿ですが、こんな山奥だと言うのに結構立派なロッジがあります。
玄関先には飲み物が売られています。
500mlのペットボトルが300円、高いですけど、人里から遠く離れた山奥って考えたらこんなモンかな?
沢水? で冷やされているのが良いですね!

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ロッジにあるお風呂は内湯のみです。
先に野天風呂4ヵ所に入ってからロッジのお風呂を利用させて頂きました。

ちなみに入浴料ですが、野天風呂だけだと500円、ロッジの内湯と野天セットだと1000円。じゃあロッジの内湯だけなら幾らかと思ったら、これも1000円です。野天セットと変わらないんですよね。
まぁ、ここまで来て内湯だけ入って帰る人は少ないと思いますけどね。

セットで立ち寄り入浴するならばロッジのお風呂を後回しにする事をオススメします。
野天風呂は4つ全てが素晴らしかったですが、野湯に近い造りですし、短い距離ですが歩きますので浴後に汗も掻きます。
最後にサッパリ汗を流すならば、脱衣所完備で快適な入浴が出来るロッジで締めるのが正解です。

広々とした湯舟がひとつあり、正面は大きなガラス張り。
雄大な自然を眺めながら入浴する事が出来ます。
直前に入った野天風呂とは比べ物にならないとはいえ、それと比較さえしなければ、内湯だと言うのに素晴らしい開放感です。

お湯は光の加減で僅かに青白濁して見えます。
湯底は幽かに透けて見える程度。
お湯からはほんのり硫黄臭と酸性臭がします。
野天風呂の「仙気の湯」と印象が近いです。

体の芯から温まるお湯ですが、湯舟から出ると肌の表面がサラっと乾くような感覚があり、清涼感があります。
皮脂を綺麗に取り除いてくれるのかな?
個人的な好みですが、シットリ保湿系よりサッパリ乾燥系の方が好きです。

湯口のお湯を口に含んでみたところ、ハッキリとわかる酸味を感じます。
しっかり特徴を感じる素晴らしいお湯なのですが、白濁する酸性硫黄泉(成分表での泉質名は「単純温泉」です)と言うジャンルでくくると、かなりアッサリなお湯です。
でも、このアッサリ&浴後サッパリするお湯はかなり気持ちが良い!
もし自宅に温泉があって毎日入るならこのお湯が良いなぁ~!

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仲間とはぐれたせいで、予定していなかったけど急遽訪れる事になった温泉。
素晴らしい所でした!

ちなみに仲間に連絡が取れたのは下山してからなので、はぐれてから4時間くらい経過していました。
蓮華温泉ではなく糸魚川の方に行っていたそうですw

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2025年 8月31日 - 初訪問・日帰り入浴

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