
単純硫黄冷鉱泉
(源泉名:掛川市倉真7591)
17.3度 / pH9.6 / 毎分1.2L / 自然湧出 / H22.9.8
Na+ = 124.6 / K+ = 0.5 / Ca+ = 1.6
Cl- = 7.2 / HCO3- = 88.2 / OH- = 0.7 / HS- = 29.1
CO3- = 60.2 / S2O3- = 0.3 / SO4- = 65 / BO2- = 3.5
H2SiO3 = 17.4
成分総計 = 398mg
静岡県掛川市倉真5795
0537-28-0331
男女別内湯
大人1100円
10:00 ~ 17:00(要確認)
温泉仲間のH氏が思い付き? で「愛知の温泉でオフミしよう」とか言い出しました。
愛知の温泉って正直あまりピンと来ないんですよね、でも面白そうだから参加する事に。
ただ、東京からだと結構遠いのです。
羽田でH氏をピックアップして、車で愛知まで一直線なんてルートも考えました。
でもそれだと移動で疲れちゃうし、宿には辿り着けるでしょうけど湯めぐりをする事が出来ません。
そこで、どこかで前泊しようと言う話になり、場所的にちょうど良さそうと思って選んだのがここ、掛川駅から車で20分程度の場所にある倉真温泉です。
ちなみに倉真と書いて「くらみ」と読みます。
現地につくまでずっと「くらま」だと思っていました。
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投宿先に選んだのは、倉真に数軒ある温泉宿のひとつ「翠月」と言うお宿。
でも折角だから他のお宿にも立ち寄っておきたいと思い、まず最初に向かったのはこちら、落合荘さんです。
入口の赤い橋がレトロで良いですね!
千と千尋の神隠しに出て来る橋みたいに見えるのは私だけでしょうか?


お出迎えしてくれたのは女将さんかな?
大女将さんと思われる方もいたので、もしかしたら女将さんじゃないかもだけど、笑顔でお出迎え、とても感じの良い方です。
入浴の受付しながら「この松珍しいのよ、お財布の中に入れておくと金運が良くなるみたいだからおひとつどうぞ」と言って、3本に分かれている松の葉っぱをくれました。
後で調べたら三鈷の松と言う縁起物だそうですね。
レビュー執筆中の今も財布の中で大切に保管させて頂いております。
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その女将さんの案内でお風呂へ。
分かりやすい所にあるのですが、とても丁寧に案内してくれました。


男女別で内湯のみ、浴室内には湯舟がひとつと言う、とてもシンプルな温泉です。
浴室は結構広くて天井も高く、それに加えて壁が白いからなのかな? 内湯にありがちな閉塞感みたいなのは一切ありません。
それどころか、たいして大きな窓では無いですし、そこから見える景色も正直あまり特別なものではないのですが、不思議な開放感みたいなのを感じます。

書いていて自分でもちょっとよく分からなくなっていますけど、この居心地の良さはなんなんだろう?
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浴槽のタイルが青いのでお湯まで青く見えますけど、実際は無色透明のお湯です。
源泉温度が17度しかない冷鉱泉なので加温されており、塩素消毒&循環もされている様子。
幸いな事に塩素臭は一切ありません。


塩素臭がしないのは嬉しいのですが、それ以外の臭いもほとんどありません。
嗅覚をフルパワーで嗅ぐと、僅かに成分臭みたいなのを感じる・・・ 気がしますけど、一緒に入っているH氏は「なんも臭いしないよ」と言っていたので、私の気のせいかな?
でも成分表を見ると、遊離硫化水素が29mgもあって、かなり濃い硫黄泉なんですよね。
これだけ濃かったら幾ら加温されていても多少は臭う筈、全く臭わないのはナンデダロウ?
浴後に改めて成分表をじっくり見ると、湧出量が毎分1.2Lしかありません。
この湯量を男女の浴槽で分けてこのサイズの湯舟を満たそうとしたら、う~ん、気の遠くなる時間が掛かりそうです。
かなり大量に加水されているのかも???


でもこのお湯、私は結構好きです。
とても柔らかい肌触りで、腕などをさするとツルツルと滑ります。
硫黄の臭いは飛んでしまっているけど、60mgもある炭酸イオンの浴感は残っているみたいですね。
温度も少し温めで体への負担少なく、いつまでも入っていたくなる心地よさがあります。
不思議と癒されるお湯でした。
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帰り際に女湯も見学させて貰いました。
こっちはタイルが小豆色ですね。
これはこれで悪く無いですが、個人的な感想としては、青いタイルの方が好きだなぁ~

ちなみに見るだけでお湯に浸かる事はありませんでしたけど、浴室内の臭いは男湯と同じ、塩素臭はありませんでしたけど硫黄臭も感じませんでした。
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浴後フロントで女将さんに入浴のお礼を言ったら「今度は是非お泊りでいらして下さいね」と言われてしまいました。
この日は同じ倉真温泉の翠月に泊まるのですが、うっかり「翠月に泊まるんですよ~!」なんて言うと「なんだ他所に泊まるのかぁ」なんて思われそうで、咄嗟に「是非そうさせて頂きます」なんて社交辞令を言ってその場を後にしたのですが・・・
後に翠月の女将さん?に聞いたら、この落合荘さんと翠月って本館別館の間柄らしいですね。(どっちが本館だか忘れた)
翠月の女将さんに帰り際のやり取りを話したら「なぁんだ、ここに泊まるって言っても全然良かったのよ」なんて笑われてしまいました。
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温泉マニアとして湯使いや泉質だけをシビアに評価しようと思ったら、色々と思うところのあるお湯です。
でも、なんだか不思議と癒されるお湯でしたし、それ以上に心温まる接遇で、とても居心地の良いお宿でした。
社交辞令ではなく、機会があったら泊まりに来たいと思います。
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2026年 1月16日 - 初訪問・日帰り入浴

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