熊本県

涼水戸温泉 (涼水戸温泉) ★4.0

ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉
47.1度 / pH7.5 / 2023.4.14
Li+ = 0.5 / Na+ = 594.3 / K+ = 11.2 / NH4+ = 1.1
Mg+ = 3.9 / Ca+ = 24.1 / Sr+ = 1.5 / Fe+ = 5.7
F- = 3.6 / Cl- = 57.3 / Br- = 0.2 / HS- = 0.5
SO4- = 472.3 / HCO3- = 910.3
H2SiO3 = 51.1 / HBO2 = 17.2 / CO2 = 92.1 / H2S = 0.2
成分総計 = 2247mg

熊本県人吉市中神町字大柿490
0966-24-0405
男女別内湯・露天風呂
大人 400円、小人 300円
9:00 ~ 21:00

球磨川沿い、前日に宿泊した湯浦温泉から行くと、人吉温泉に入る少し手前みたいな場所にポツンとある温泉です。
この涼水戸温泉は熊本在住の温泉仲間Kさんが「今のうちに入っておかないと廃業しちゃうよ」教えてくれて、今回是非にと思ってお邪魔したのですが、調べてみたらとっても気の毒な温泉でした。

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涼水戸温泉が開湯したのは2000年。
元々は果樹園のハウス温室に使うための温泉だったけど、「夏場はハウスを温める必要がなくてお湯が余るから、みんなに楽しんでもらおう」という理由で、夏限定の温泉施設としてスタートしたのが公衆浴場としての始まりだそうです。
それが2020年7月に発生した豪雨災害ですべてが流されてしまい、一度は廃業。
しかし、生まれ育ったこの地を離れたくないと言うオーナーさんの強い思いから再建され、2023年5月に再オープンしたのです。

では何故、再オープンしたばかりなのに間もなく廃業しちゃうのかと言うと、この涼水戸温泉がある場所には遊水池計画があり、あと数年で集団移転しなくてはならないとの事。
折角再建したのにすぐ廃業しなくちゃならないと言う、悲しい運命の温泉なのです。

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と言うわけで、そんな数奇な運命に惑わされる温泉に到着。
豪雨災害と遊水地計画の影響か、温泉の周囲はどことなく寂しく荒涼とした雰囲気です。
そんな中でぽつりと建つ涼水戸温泉は、周囲の景色から浮き上がるほどに真新しい建物でした。

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内部も真新しくとても綺麗です。
受付はありましたが無人、声を掛けても誰も出て来ません。

よく見ると料金箱があり、そこに現金を投入して中に入りました。

自販機やマッサージチェア、広々とした休憩所もあり、ここが数年のうちに廃業してしまう温泉とは思えない充実ぶりです。

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お風呂は勿論男女別。
内湯と露天があり、まずは内湯から。

湯舟はひとつ、洗い場数人分と言うシンプルな造りです。
ぱっと目を引くのは縦長な湯舟に張られた茶色いお湯です。
すぐ近くにある人吉温泉は透明度が高いモール系のお湯ですが、ここのお湯はそれと似ても似つかない別物ですね。

入った感じは、シットリペタペタ系、ただお湯から出るとベタベタは残らずアッサリしています。
見た目は非常に濃いですが、実際浸かった感じはそれほど重たく無い、入りやすいお湯ですね。
伊香保のお湯みたいだと言う人もいるようですけど、少し分かる気がします。
ただ浴感や臭いは伊香保とはちょっと違うかな。

湯口に鼻先をくっつけて嗅いでみると、いままで嗅いだことの無い不思議な臭気がします。
言葉を選ばずに書きますが、堆肥みたいな臭いで、ハッキリ言って臭いです。
これは硫黄臭? すぐ隣でオーナーさんが農園をされているのですが、まさか源泉に肥料が混ざるなんて事は無いと思いますが・・・w

正直に言うとあまり好きな臭いではありません。(;^ω^)

成分的には金気臭とか硫黄臭がしても良さそうですが、不思議な堆肥臭?が全面に出すぎていて、それ以外の臭いは観察出来ませんでした。
でもまぁ、湯口で直接嗅がなければ気にもならない程度の臭いです。

脱衣所には成分表しか無く正確な湯使いは不明ですが、源泉温度とかを考えると完全掛け流しと思われます。
勿論ですが塩素臭もありません。

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露天もあり、こちらにも同じお湯が張られています。
光の加減でこちらの方が黄色く見えますね。
内湯も露天も適温ですが、露天の方が少しぬるめなのでゆっくり入りたいならばコッチですね。

ちなみに露天の排水口は小さな穴がひとつあるだけ。
ざぶんと浸かってお湯を溢れさせたら、排水が追いつかず凄いことになりました。
まぁ、これはこれで結構好きなんですよね、お湯に流されてクルクルと回るマイ桶を眺めながら幸せなひと時を堪能しました。

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この一帯では珍しい泉質 & オーナーさんの想いが詰まった涼水戸温泉、ここがあと数年で入れなくなってしまうのはとても惜しいです。
建物だって真新しいですし、遊水池に沈んでしまうなんてのは、何かの間違いであって欲しいです。

うん、たぶん何かの間違いでしょうね。

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いつ来てもまたここに入れる、きっと再訪出来る、そう願いながらこの場を後にしました。

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2026年 5月18日 - 初訪問・日帰り入浴

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