千葉県

旅館 弁天鉱泉 (小浦弁天温泉) ★4.5

含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水磯塩・硫酸塩冷鉱泉
(源泉名:小浦弁天温泉)
14.2度 / H31.1.4
Na+ = 62.1 / K+ = 5.3 / NH4+ = 2.0未満 / Mg+ = 46.2 / Ca+ = 120.1
Sr+ = 0.3 / Ba+ = 0.1 / Mn+ = 0.2 / Fe+ = 0.1
F- = 0.3 / Cl- = 46.2 / Br- = 0.1 / HS- = 19.2 / S2O3- 11.9
SO4- = 225.4 / HPO4- = 0.5未満 / HCO3- = 410.3
H2SiO3 = 80.4 / HBO2 = 0.5 / CO2 = 2.7 / H2S = 2.7
成分総計 = 1040mg

千葉県南房総市小浦487
0470-57-2528
男女別内湯・露天風呂
大人 1000円 ~、中学生までは無料
時間は要確認、1日4組限定? 要事前予約

つい先日公開した、群馬県にある松の湯温泉 松渓館のレポートでも書きましたが、私は忘れっぽいのです。
「良い温泉らしいぞ! いつか行かなければ!」なんて思いながら、すっかり忘れてしまっている温泉が数えきれない程にあります。
ここ弁天鉱泉もその中のひとつで、千葉県内で唯一の白濁硫黄泉と聞いており、湯めぐりを始めたかなり初期から存在を知っていました。
でもここ、日帰り入浴を受け入れていなかったんですよね。
宿泊するとなると俄然ハードルが高くなります。
行く機会が無いまま時が過ぎ、すっかり忘れていました。

それがつい先日、温泉仲間から「弁天鉱泉が日帰り入浴やっているらしいよ!」と連絡を受け、よし行こう! となったのです。
もちろん日帰りで、のはずが、何故か話がどんどんと膨らみ、結局宿泊する事に。

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そんないきさつがあった弁天鉱泉の宿泊当日。
この日は青森在住のH氏と、H氏の次男君を都内でピックアップして、千葉県内で湯めぐりしてからチェックイン。
既に到着していた神奈川在住のKさんとYさんを合わせ、5人でのプチオフミとなりました。

鉱泉と言う響きから老夫婦が細々と営む鄙びたお宿を想像していましたけど、若いスタッフの方も数名いて、想像とは全く違いました。
建物自体は少し古いですが、かなり綺麗に手入れされています。
建物や接遇、どれを取ってもちょっとした高級宿って印象ですね。
(ついでに宿泊代もちょっぴりお高い)

通されたお部屋は1階の海側、この部屋を5人で仲良く使う事になったわけですが、手狭さは一切ありません。

一応オーシャンビューですけど、海までは少し遠いかな?
手前には庭園?があり、眺めは悪くありません。

夕焼けなんていつでも見れますけど、宿の部屋で見ると少し特別感ありますよね。

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温泉が目当てで来たので、到着して真っ先に温泉に入りましたよ!

お風呂に行く手前には飲泉所がありました。
冷鉱泉の源泉がチョロチョロと出ているのですが、何とも香しい硫黄臭!
入浴する前にに答え合わせをしてしまったのは失敗でしたけど、今からこのお湯に浸かると思ったら楽しみです。

お風呂は3箇所あり、弁天の湯と龍神の湯が内湯、陽光の湯は露天風呂で、時間帯によって男女が入れ替わる仕組みです。

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まず最初に入ったのは弁天の湯。
屋号を冠するだけあり、弁天鉱泉を代表する内湯で、雑誌などの写真で使われるのもこのお風呂です。

湯舟はひとつ、そこに青白く光るお湯が張られていました。
何とも神々しいです!

源泉温度が低いので加温されており、循環もされています。
鉱泉なのでこの湯使いは致し方なし。
でも、脱衣所の掲示を見る限りだと、循環は髪の毛なんかの浮遊物を取る程度のザル循環みたいですし、塩素消毒はされていない様子。

お湯に浸かった印象も非常に良いです。
飲泉所の源泉で嗅いだのと比べたらかなり弱いですが、ほんの僅かに硫黄臭がします。
それ以外にも硫黄臭以外と思われる成分臭も感じました。
肌触りはとろとろ、とても柔らかくて、しっとりと体に纏わりつくよう感覚のある不思議なお湯です。

滝のような湯口からはザブザブとお湯が注がれていますが、どうやらこれは循環濾過されたお湯のようです。
湯口の隣には蛇口があり、捻ったら冷たい源泉が出てきました。
この源泉、飲泉所の物と同じですね。強烈な硫黄臭が漂う生源泉です!

あまり出し過ぎると浴槽全体が温くなってしまいますので、少し出す程度で留めましたけど、この源泉はかなり気持ち良い!
湯量がどれだけあるか知りませんけど、好き勝手言わせて貰えるなら、非加熱の源泉が張られた水風呂があったら最高でした!

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続いて龍神の湯、弁天の湯と隣り合っており、時間帯によって男女が入れ替わります。
きっと元々は男湯と女湯に分かれていたのでしょうね。

基本的な造りは弁天の湯と同じで、手前に小さな湯枡、奥に湯舟があります。
何とも風情ある小さな湯枡ですが、元々はここでお湯を汲んで体とかを洗っていたのかな?
源泉が張られていたら嬉しかったのですが、奥の湯舟と繋がっていて、汲み出したら汲み出しただけ補充される仕組みになっていました。

もちろん龍神の湯にも源泉蛇口ありましたよ!
ドバーっと注ぐと、周囲が濃い硫黄臭に包まれます。
気持ちが良いなぁ! 水風呂欲しいなぁ~!!!

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ちなみにこの弁天鉱泉のお湯、体が妙に温まって汗が全然引かないんですよね。
この日は10月の中旬、この時期にしては暖かかったとは言え、部屋に戻ってもずっと体が火照った状態なのです。
私だけかと思いきや、一緒に入った仲間達も妙に温まるお湯だと不思議がっていました。
湯舟のお湯は適温だったのに、ナンデダロ?
気持ち良すぎて長湯したせいかな?

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最後の一箇所、陽光の湯は露天風呂です。
ここも時間帯によって男女入れ替え。

海を眺めながら入れて、開放感があって良いお風呂なんですけどね、ここのお湯は温泉(鉱泉)ではなく、地下水を沸かしているだけだそうです。
無色透明のお湯が張られていました。

折角なので利用しましたけど、う~ん、まぁ、ただのお湯ですね。
循環だけど塩素臭がしないのは優秀です。
見晴らしは最高なので、出来ればこっちも温泉だったらと思いましたが、ご事情あるのかもですね。

なお、夕焼けの時間帯はちょうど女湯でした。
夕焼け見ながら入りたかったなぁ~・・・

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折角なので食事も紹介。
少ない語彙力で簡単に纏めると、とっても美味しかったです!

予約はH氏にお任せしちゃいましたので、どんなプランだったのか知りませんけど、船盛まで出てきました!

もちろん朝食も美味しかったです。

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滞在中に何度もスタッフの方とすれ違いましたが、いつも感じ良く挨拶してくれて、接遇も素晴らしかったです。
お湯は文句無しですが、それだけに留まらない魅力のあるお宿ですね!

唯一不満があるとしたら、お風呂は夜の22時までで、朝の6時までは利用出来ません。
沸かしの鉱泉なので24時間は難しいのでしょうけど、出来れば寝る前に入りたかったなぁ~・・・

風呂付きのお部屋もあるようで、そちらであれば深夜でも入る事が出来るみたいです。
ただ、その分お値段高くなるわけで、うぅむ・・・

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最後にみんなで飲んだお酒も貼り付けておきます。

お酒はH氏が用意してくれたのですが、何だろうコレ、うん、ナンダコレ、全部ヤバい奴じゃないですか!
口にするのも恐れ多いDRCリシュブールが喉を通らず、「もっと安いお酒無いの?」と聞いたら「はいこれ安いよ」と言って出てきたのが、シャトーマルゴーのパヴィヨン・ルージュでした。
うん、DRCに比べたら遥かに安いけどさ、うん、ほんと、一体何が起こっているのでしょうか?

ほんとに、うん、なんと言えば良いのでしょうね、ナンダコレ?

とりあえず、なにはともあれ、ご馳走様でした!

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素晴らしい温泉、美味しい食事、至高のお酒、そして仲間との楽しい語らい。

一生忘れる事のない、思い出に残る一泊となりました。

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2025年 10月18日 - 初訪問・宿泊(2食付き)

コメント

  1. 温泉おじや より:

     7月年前、同じ部屋に泊まりました〜。

     当方にとってもややお高い宿泊料でしたが、カミさんの両親を案内するため頑張りました。その2・3年前にもいちばん安い部屋に泊まりましたが道路側で小さい窓から顔を出してやっと海の端っこが見える程度の部屋、寛ぎ感が全然違いました。

     夕食後にタバコ吸うため玄関に行ったら宿主がフロントで作業中、そのときに「ウチの宿は稼働率75%以上(通常、旅館は3割台)」「岩婦温泉岩婦館は親戚」というのを聞いたところでした〜。

  2. 温泉おじや より:

     ありゃ、きのう酔っ払った挙句にカキコミしたらしく文脈不明で誤字まで混じってました。
     反省のうえお詫び申しあげます(ったって、今もサケ呑んでます〜。

  3. Jake より:

    >>温泉おじやさん
    さすが、色んな所に泊まられていますね!
    同じ部屋だったと言うのも奇遇です。
    良いお部屋でした、でもかなり酒飲んで語らっていたので、部屋の印象はあまり覚えていませんw

    あ、そうそう、酒飲みながらのネットは私もよくやります、楽しいですよね!
    私のページなんかで宜しければ、いつでも飲酒状態でお越しください!