単純硫黄温泉
(源泉名:梅ヶ島温泉)
38.2度 / S63.4.25
Na+ = 61.5 / K+ = 0.5 / NH4+ = 1.0 / Ca+ = 1.2
F- = 1.9 / Cl- = 3.6 / OH- = 0.4 / HS- = 12.1 / S2O3- = 3.0
SO4- = 3.0 / HCO3- = 48.4 / CO3- = 51.9 / HSiO3- = 2.9
HBO2 = 51.1 / CO2 = 0.1
静岡県静岡市葵区梅ヶ島5258−2
054-269-2317
貸切内湯 × 2
日帰り入浴のみ不可
梅ヶ島温泉は静岡県の山の中、南アルプスの麓のような場所にある温泉です。
本来であれば、梅ヶ島温泉から林道豊岡梅ヶ島線を通れば山梨県に出られるのですが、2019年の台風でがけ崩れがあり、林道が通行止めになってしまいました。
そのため、静岡県側の県道の行き止まりに位置しており、まさに秘境って感じの場所ですね。
この梅ヶ島温泉には小さなお宿が身を寄せ合うように建っており、今回はその中のひとつ、民宿力休さんのお世話になりました。
この民宿力休さんですが、宿泊料金が安いのも魅力的ですけど、日帰り入浴のみの受け入れを行っていません。
泊まらなければ入る事の出来ない温泉なのです。


中に入ると、女将さんとご主人、それに、大量のフィギュアがお出迎えしてくれました。
玄関先に何故か大量のフィギュアが並んでいるのです。
一瞬「ん?ここは玩具屋さんも兼ねているのかな?」と思ってしまったほどです。


女将さんの話によると、どうやらお孫さんが集めているらしく、どんどん数が増えてこうなったそうですね。
私には価値が良く分かりませんけど、とにかく凄い量があるので、眺めているだけでも結構面白いです。
詳細は書きませんけど、話を聞く限りでは今後も増えそうな感じですね。
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お部屋はこぢんまり、いかにも民宿って感じですが、居心地は良いです。


障子を開けるとベランダになっており、喫煙などはそこで出来ます。
非喫煙者でも風に当たるだけで結構気持ちが良い!(もちろん季節によりますが)
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ちなみにこの梅ヶ島温泉周辺には飲食店はありません。
コンビニに行くとしても、車で1時間弱走って麓まで降りる必要があります。
そんなわけで2食付きです。
食事は部屋出しですが、女将さんが料理を部屋まで持ってきてくれて、並べる際は私達も一緒に手伝う半セルフサービスです。昔ながらの民宿スタイルって感じですね。
特別豪勢って感じでもないですが、獅子鍋や鹿のタタキなど、地のモノ?と思われるジビエが出たのは嬉しかったですし、どれに箸をつけても美味しかったです。


朝食も美味しかったです。
ちなみに朝食のご飯はキビ入りでした。
これはこれで結構好き!
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さてお風呂ですが、男女別で内湯のみです。
ただ、一応男女に分かれてはいますけど、入浴中は札をひっくり返して貸切での利用が可能。
女将さんに「女湯にも入れるんですか?」と聞いたら、「入っても良いよ」との事。


折角なので、まずは女湯側を貸切で利用させていただきました。
こぢんまりしたもので、湯舟がひとつあるだけです。
貸切利用出来るので問題ありませんが、もしこの小さなお風呂に見ず知らずの人と一緒に入るってなったら、だいぶ居心地が悪いでしょうね。
お湯は無色透明、源泉温度が低い為に加温されており、循環もあるようです。


肌触りはかなりツルツル、ほんの僅かに硫黄の痕跡と思われる成分臭がします。
湯口からは勢いよくお湯が出ていますが、どうやらこれは循環された後のモノ。
それとは別に、組まれた岩の間から少しぬるいお湯が出ており、どうやらそれが源泉。
手で掬って臭いを嗅いでみたところ、ハッキリと分かる甘い硫黄臭。
口に含むと甘い硫黄味がしました。
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続いて男湯。
女湯に比べると少しだけ広い気もしますが、こちらもこぢんまりしていて、知らない人と一緒に入るのは遠慮したい大きさです。
湯使いは女湯と同じで、加温循環。
ちなみに女湯と男湯、どちらも塩素臭は一切ありません。


ただ、男湯と女湯で決定的に違うのは源泉の投入方法で、女湯のほうは循環湯の出ている竹湯口の裏から源泉が注がれていたのに対し、男湯の方は、どこから源泉注いでいるのかな?
もしかしたらドバドバ注がれている湯口で源泉と循環後のお湯がブレンドされているのかも知れませんけど、源泉だけを手に掬って取る事は出来ません。
浴感にも違いがあり、女湯側を知らなければコレはコレで良いお湯なんですけど、少し薄く感じるんですよね。
どちらが好みだったかと言ったら、断然女湯側!
あとこれは仕方がないのですが、温泉は夜10時までの利用となります。
沸かしているから仕方がないとは言え、深夜に入れないのは残念。
なお参考までに、この翌日は梅ヶ島で湯めぐりをして、立ち寄ったお宿で何時まで入れるか聞いて回ったのですが、泉屋旅館、清香旅館、梅薫楼いずれも夜は10時まででした。
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翌朝、女湯に入ろうと思ったら、ずっと貸切中のまま。
貸切札を戻すの忘れているんじゃないかとも思いましたが、確認しようにも誰か入っていたらマズいですし、仕方がないので男湯に入りました。

夜入った時よりも少し温めで、ツルツル感が増しています。
深夜誰も入っていない間にお湯が入れ替わったのかな?
これはこれでかなり良かったのでヨシ!
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湯使いと言う点だけに絞って話をすると、梅ヶ島温泉には非加熱の源泉浴槽を置いているお宿もありますので、ここがベストだとは思いません。
でも居心地よかったですし、比較的安く泊まれましたし、良いお宿でした。
玄関先のフィギアがどれだけ増えるかも気になりますし、10年くらいしたら再訪してみようかな?
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2026年 3月13日 - 初訪問・宿泊(2食つき)

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