
単純硫黄温泉
(源泉名:丸池温泉組合混合泉(西発哺1号、2号及び火地獄2号の混合泉))
60.1度 /pH6.0 / 毎分131.1L / H30.1.5
Na+ = 2.3 / K+ = 1.1 / Mg+ = 1.0 / Ca+ = 6.6 / Al+ = 0.01
Cl- = 0.8 / NO2- = 0.06 / NO3- = 0.3 / SO4- = 19.2 / HCO3- = 9.0
H2SiO3 = 33.4 / CO2 = 16.3
成分総計 = 901mg
長野県下高井郡山ノ内町平穏7148
0269-34-3232
男女別内湯
700円
時間は要確認
突然ですが、私は国道292号線、通称志賀草津道路が大好きです。
草津の温泉街を抜けてひたすら上ると草津白根山、その先は国道最高地点となる標高2,172mまで続く天空ロードで、道中の景色は「本当にここは日本ですか?」と言いたくなる程の絶景。
そのまま走り長野県に入ると、今度は神々しい夕日が見れる横手山、そのまま降りるとほたるの里温泉を抜けて湯田中・渋温泉に到着します。


↑ 別日に撮影
この道は本当に大好きで、もう何十回と往復しました。
ちょっと前に私の温泉仲間内で「好きな国道は?」と言う質問が流行りましたが、私は迷わず「国道292号線です!」って答えます。
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何度も走っている国道292号線です。
勿論その辺りの温泉は入りつくしていますよ!
・・・って言いたいのですが、実はそうでもないのです。
国道292号線を走りほたる温泉を過ぎると、丸池辺りにスキーリゾートがあります。
丸池温泉、志賀山温泉、発哺温泉、高天ヶ原温泉などがあり、それぞれ大小ホテルや旅館が点在、立ち寄りを受け付けているお宿が沢山あります。
でも、温泉好きになって、湯めぐりをするようになって20年以上経ちましたが、一度も行った事ありませんでした。
ほんと自分でも不思議なんですけど、何度も目の前通っているんですよ。
なんででしょうね?
そこで今回は一念発起、全部入り潰してやるぞ!って位の気持ちで来ました。
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ただ、折しもスキーシーズンが終わった直後、どうやらこの一帯は閑散期らしく、観光客どころかお宿も人の気配ありません。
最初に訪問した渓谷の湯は「営業明日からです」と断られ、ホテルベルグは営業していないのに厚意で入れてくれました。
その次に入れたサンシャイン志賀も、男湯しかお湯張っていないよと言う条件付き。
このまま闇雲に突撃しても断られるだろうと思い、リストアップしていたお宿に片っ端から電話で確認する事にしました。
で、私が実際に電話を掛けてみたお宿は以下の通りです。
・ 森の温泉宿 ビワ池ホテル
・ ホテル五郎兵衛
・ 志賀レークホテル
・ 志賀山温泉 アスペン志賀
・ 志賀山温泉 温泉ホテルイタクラ
・ 志賀山温泉 アルペンブルグ
・ 発哺温泉 ひがしだて
・ 発哺温泉 岩菅ホテル
・ 西発哺温泉ホテル
・ 発哺温泉 志賀スイスイン
・ ホテルリバティ志賀
・ 高天ヶ原温泉 ホテル銀嶺
・ 高天ヶ原温泉 志賀パークホテル
・ 高天ヶ原温泉 ホリデープラザ志賀高原
・ 高天ヶ原温泉 ホテルタキモト
どうです? 凄い数でしょ?
電話した結果ですが、今は立ち寄り自体やっていませんって所ばかりです。
どこも丁寧な対応でしたけど、「スキー場閉まっちゃったからね」「昨日から改装中なの」「お湯張っていないんだよね」「土日だったら入れるんだけど」「GW頃にまた営業再開します」など、理由はさまざま。
でも共通して言える事は、今は閑散期だからやっていないと言う事です。
それどころか、電話掛けても誰も出ず、なりっぱなしな所も数軒。
閑散期過ぎて、そもそもお宿に人がいないみたいですね。
結果、見事に全滅!
これだけ電話しまくって、入れる所が一軒も無いと言う奇跡!
温泉めぐりをして20年以上、こんな事は初めてです。
温泉マニアの皆さん、スキーシーズン直後の志賀高原で湯めぐりしちゃ駄目ですよ!
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で、途方に暮れてどうしようか困っていたら、スマホに着信がありました。
なんと、さっき電話して誰も出なかった志賀レークホテルさんが折り返しで電話をくれたのです。
一言一句では覚えていませんので、やり取りを要約すると、
「先ほどお電話頂きましたが、ご用件は?」
「日帰りで温泉入りたいです!」
「あ~、今日は営業してないんですよね~」
と言うやり取り。
う~ん、やっぱりかぁ。
でも悔しいので「片っ端から電話したんですけど」「どこか一箇所でも温泉に入りたくて(散々入ってるだろオイというツッコミ禁止)」なんて話したら、同情してくれたのか「ボイラー止めちゃって上がり湯無いけど、男湯だけはお湯を張っているから、浸かるだけで良かったら・・・」とOKをして下さいました。
ホテルベルクやサンシャイン志賀と同じ感じですね!
志賀高原の人、優しいなぁ~! (´;ω;`)ウウッ…
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そんな訳で、志賀レークホテルに到着。
場所は国道292号線沿い、今まで何度も目の前を通っており、見た事のある建物です。
今まで気にすらしていませんでしたが、この日のレークホテルは後光が差して輝いて見えました。
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早速館内へ。
きっとここも今日は宿泊客いないのでしょうね、館内はちょっと薄暗いです。
なんか不法侵入をしているような気分です。
受付には誰もいませんでいしたが、大きな声で呼んだら先ほど電話を下さった方が出て来てくれました。
受付をしながら、何度もお礼を言ってから中へ。


脱衣所はひろびろ、他に誰もいないので貸切状態です!


待望のお風呂、洗い場は沢山ありますが、ボイラー落としていると言われていましたので使いませんでした。
湯舟はひとつ、真ん中に柱があります。
ちょっとお邪魔ですし狭く見えますけど、これのお陰で他の入浴客との目隠しになりそうですし、これはこれでアリなのかな?


さて肝心のお湯ですが、無色透明です。
ハッキリと硫黄臭があって湯花も舞っていた志賀山温泉や発哺温泉と比べると、かなりアッサリしたお湯ですね。
お客さんが利用しない間も、ずっとお湯が掛け流しだったようです。
湯口から注がれる源泉はとても熱く、素手では触れない程で、お湯の表面は少し熱め。
ただ、湯底はだいぶ温め。
浴槽内のお湯の温度が層になって分かれていました。
かき混ぜると適温の範囲ですがだいぶ温めになります。
そんな訳で、鮮度が良いお湯とは言えませんけど、お湯が汚れている様子は全くありません。
これはこれで、体への負担少なく入れるので、とても気持ちが良いです。


湯口に鼻先を近づけて嗅ぐと僅かに成分臭を感じます。
これだけの広さがあればきっと循環仕様だと思いますが、ボイラーを落としているくらいですので、循環器も止まっていました。
塩素臭も無くて気持ちの良いお湯です。
途方に暮れていた私を気遣い、本来であれば断るべきであろうに入れてくれた、フロントの人の優しさが身に沁みて来るお湯です。
そんな貴重なお湯ですので、すぐに出るのは勿体ないですし、急いで出た所で次に行く所を探さなければでしたので、いつもよりゆっくり長湯をさせて貰いました。
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泉質とかお湯の特徴って話をしたら、特筆するようなお湯では無かったです。
でも、あれだけ沢山電話して断られまくって、そんな状況で手を差し伸べてくれた貴重なお湯。
いままで色んな温泉に入りましたが、これほど有難いと思った温泉は数少ないです。
とても良い思い出になった素晴らしい温泉でした。
ありがとうございました!
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2026年 4月10日 - 初訪問・日帰り入浴

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